デジタルエコノミーの罠

デジタルエコノミーの罠:なぜ不平等が生まれ、メディアは衰亡するのか
マシュー・ハインドマン/著,山形 浩生/訳

「インターネットは自由平等の楽園」とのもの言いを、理論モデルと実証データを使って「お花畑な幻想」でしかないと喝破。
スタートアップは運任せ、サバイバーは(リアル世界より激しく)規模の経済で勝者総取り。
さらに、プラットフォーマーが世論をコントロールできてしまう現状に警鐘は鳴らすものの、
独禁法で分割されたかつてのマイクロソフトより巨大で寡占になっている企業をいまさらどうするかは提示せず(できず?)
#本

特撮の地球科学

特撮の地球科学:古生物学者のスーパー科学考察
芝原 暁彦/著,大内 ライダー/著,すざ木 しんぺい/絵

紹介文から
『特撮偏愛古生物学者が、怪獣やスーパーヒーローなどの特撮作品に映る全てを「事実」と捉え、科学で解き明かす。』
長谷川裕一の『すごい科学で守ります!』がバイブルの人だもの(笑)
#本

サイバー・ショーグン・レボリューション

サイバー・ショーグン・レボリューション
ピーター・トライアス/著,中原 尚哉/訳

USJ三部作の第三部完結篇。今度は日本軍内部の派閥争い権力闘争。
1部はテロリスト、2部はドイツ軍と敵役が外に居たのと違い、スカッとしないどろどろした展開。
終りもトップはすげ変わり闘争は繰り返される……と尻切れトンボ。
ペーパーバック特典の短篇、ト書きで説明???小説やないやん。
#本

星系出雲の兵站-遠征-(5)

星系出雲の兵站-遠征-(5)
林 譲治/著

惑星壱岐の首都壊滅から臨時政府樹立、ガイナス拠点への侵攻、ガイナス壊滅、黒幕との対決、幕引き……と、あっという間の1冊。
エピローグはタイムカプセル的な記録を残しておかないと「新種発見!」になってしまいそう。

兵站4冊、遠征5冊の9冊通しては、
「戦争に英雄で勝つのは愚策。組織が回れば(必然に)勝つ」的な台詞が出ているから、
組織の構築・運用や人物にスポットをあてた群像ストーリーのつもりだったのかなと推察するけれど、
結果、兵站は『火伏(及びその部下と妻)無双』、遠征は『烏丸無双』……。がんがん人材の活躍のおかげやないかッ!と思った次第。
#本

ゲッターロボ(1)~(3)、ゲッターロボ號(1)~(4)、真ゲッターロボ(1)~(2)

ゲッターロボ(1)~(3)、ゲッターロボ號(1)~(4)、真ゲッターロボ(1)~(2)
永井 豪/著,石川 賢/著

漫画のゲッターロボ・アークがアニメ化。
OPにゲッペラーも姿を見せているので、(TVアニメやOAVとは違う世界の(笑))ゲッター増し増し漫画の予習。
#本

クララとお日さま

クララとお日さま
カズオ・イシグロ/著,土屋 政雄/訳

AIや能力向上処置など出てきても、ギミックではなくシチュエーションがSF(的)な純文学。
相も変わらず(笑)もやもやさせられる”カズオ・イシグロ”ワールド健在。
#本

鳥類学は、あなたのお役に立てますか?

鳥類学は、あなたのお役に立てますか?
川上 和人/著

字が小さくて詰まってて文字数多い。文章に余計なひと言を付け加えなければもっと読みやすい本になったかも(笑)
でも、そこが面白い!川上節は健在。世代が近いのでネタがドンピシャ!!
最後のティンカーベルや絶滅の話しは、ジャイアン効果で心に染みた。
#本