2021-01-01から1年間の記事一覧

クララとお日さま

クララとお日さま カズオ・イシグロ/著,土屋 政雄/訳 AIや能力向上処置など出てきても、ギミックではなくシチュエーションがSF(的)な純文学。 相も変わらず(笑)もやもやさせられる”カズオ・イシグロ”ワールド健在。 #本

鳥類学は、あなたのお役に立てますか?

鳥類学は、あなたのお役に立てますか? 川上 和人/著 字が小さくて詰まってて文字数多い。文章に余計なひと言を付け加えなければもっと読みやすい本になったかも(笑) でも、そこが面白い!川上節は健在。世代が近いのでネタがドンピシャ!! 最後のティンカ…

ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門

ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門 中田 考/著,天川 まなる/著 「マンガでわかる」の形式は、マンガで概要⇒文章で詳述の順では? この本は文章の説明⇒マンガで補足になっていてマンガ部分必要?って感じ。 内容は超入門。女性の扱いや原理主義の部…

Ank:a mirroring ape

Ank:a mirroring ape 佐藤 究/著 劇場版のパニック映画を明るい部屋でテレビで見ているような……筋も描写も面白いのに、臨場感に欠ける感じ。 時系列を前後させて情報を小出しにしていく(映像でいえばカットが多い)手法のせいか? 内容は。ザ・モダンホラー…

星系出雲の兵站-遠征-(4)

星系出雲の兵站-遠征-(4) 林 譲治/著 こちらが索敵をしてるということはあちらも……。風呂敷を畳む情報を明らかにしつつ、 最後に植民惑星が直接攻撃される。対岸の火事でなくなった次の一手は? 次巻で完結するんかいな #本

テスカトリポカ

テスカトリポカ 佐藤 究/著 アステカ神話、麻薬戦争、レッドマーケットをからめた今風ノワール小説。 ドロドロっとしたホラー/サスペンスな荒事より、ドキュメンタリーな犯罪システム(仕組み)作りの描写多め。狂信者はこうして作られる。 個人的には最後…

スタープレイヤー

スタープレイヤー 恒川 光太郎/著 「あなたの10の願いをかなえよう」と別世界に放り出されたら? それなりに酷いシーンでも淡々と読むことができるのは作家の腕でしょう。 #本

金色機械

金色機械 恒川 光太郎/著 最初からデウスエクスマキナが鎮座?してるので、金色様が出てしまえば締まってしまう(笑) 因果が起こり、絡み、見事に納まる伝奇小説 #本

滅びの園

滅びの園=The Garden of Destruction 恒川 光太郎/著 夢/仮想現実に個人を捉まえて、覚醒がキーってのは定番ではある。 全人類を絶滅寸前まで追いつめて、対決の後、次に向かって去っていくというのは、 ♪レイトウの誘う地へ……が個人的には白眉と思う。 #本

怖くて眠れなくなる化学

怖くて眠れなくなる化学 左巻 健男/著 他の本と被るエピソードは飛ばして読もう。 #本

世界史は化学でできている

世界史は化学でできている:絶対に面白い化学入門 左巻 健男/著 とりまく世界を知る術の化学の知見が、ヒトの欲望の充足に使われてきたという話し。 蘊蓄本としては面白いし良き出来。ただ、核分裂・核融合は化学反応なん? #本

鳥姫伝

鳥姫伝 著者名 バリー・ヒューガート/著,和爾 桃子/訳 明星の技名が知りたくて原著まで購入。本棚に常備。 #本

巨人たちの星

巨人たちの星 著者名 ジェイムズ・P・ホーガン/著,池 央耿/訳 これも本棚に常備。『ガニメデの…』読んだら続きも読むよね。 #本

ガニメデの優しい巨人

ガニメデの優しい巨人 ジェイムズ・P・ホーガン/著,池 央耿/訳 読む本がないときに……。本棚に常備 #本

ゴスペル(上)(下)

ゴスペル(上)(下) ウィルトン・バーンハート/著,畔上 司/訳 難しい話で頭をオーバーフローしたいときに読む本 #本

図解眠れなくなるほど面白いカラスの話

図解眠れなくなるほど面白いカラスの話 松原 始/著見開き右に文章、左に図解で完結する形式のわかりやすいカラス啓蒙書。なので、ちょーおもしろい(誉め)松原節は楽しめません #本

マヨラナ

マヨラナ:消えた天才物理学者を追う ジョアオ・マゲイジョ/著,塩原 通緒/訳 ガウス然り、シン(笑)の天才ってのはパンピーを苛つかせるのかも。「天才知らずに喧嘩売る」光速度可変理論を唱えた作者がイタリア~ンなノリで核物理学の黎明期を茶化しつつ解説#…

カモノハシの博物誌

カモノハシの博物誌=The Natural History of Platypuses:ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語 浅原 正和/著カモノハシの総論としても良い出来ですが、『研究者になるには』のキャリアデザインの本としても優秀。ただし、処世術であって改革でないのが日本人的…

おバカな答えもAIしてる

おバカな答えもAIしてる:人工知能はどうやって学習しているのか? ジャネル・シェイン/著,千葉 敏生/訳 カーナビが山火事まっただ中の道を指示しドライバーを焼き殺す? AI「だって道が空いてたんだもの」 まぁ、当分はAIの躍進でバラ色の未来も来なれば、仕…

星系出雲の兵站-遠征-(3)

星系出雲の兵站-遠征-(3) 林 譲治/著 播種船の減速装置という「転」のネタ投下。 #本

るん<笑>

るん<笑> 酉島 伝法/著 科学的エビデンス否定された後、呪術的論理が基盤の世界。中世の啓蒙時代前はこんな感じやったのかな?と。 舞台の整合性と、ぞわぞわする言い回しは健在やが、何か違う。もう1回は読めへんな。 #本

巨神降臨(上)(下)

巨神降臨(上)(下) シルヴァン・ヌーヴェル/著,佐田 千織/訳 巨大ロボ戦が政治に翻弄されて、最後は親子喧嘩…?! そして、タイトルどおり字句語句ままのデウス・エクス・マキナが現れて大団円 パイロットが2人いてコミュニケーションしながら操縦する必…

巨神覚醒(上)(下)

巨神覚醒(上)(下) シルヴァン・ヌーヴェル/著,佐田 千織/訳 歴史的に汚染されていない技術で巨神を倒す必要ッて…。この無理ゲーをクリアする方法は? 最後はH・G・ウェルズですか?! #本

巨神計画(上)(下)

巨神計画(上)(下) シルヴァン・ヌーヴェル/著,佐田 千織/訳 『オデッセイ』に日誌形式がハマったように、この小説はインタビュー形式ってのがキモ。 世界にちらばる巨神のパーツ集めと操縦者探し、そして完成の暁には?の3部作の第1部 作者は日本のア…

ヒト夜の永い夢

ヒト夜の永い夢 柴田 勝家/著 伝奇小説を書こうとして失敗した作品。クロニスタと2冊で柴田勝家はもういいかな。 #本

クロニスタ 戦争人類学者

クロニスタ 戦争人類学者 柴田 勝家/著 現代人な体形で金髪の南米系のネアンデルタール人?自己相の理屈も御都合主義。設定、ストーリー……全てにおいて自分勝手で浅薄! #本

「色のふしぎ」と不思議な社会

「色のふしぎ」と不思議な社会:2020年代の「色覚」原論 川端裕人/著 異常と多様性を区別して使う、断絶がないものはスペクトラム、スクリーニングの条件など、とても勉強になった。非常に良い出来のジャーナリストによる科学的根拠に基づいた啓蒙書。でも、…

オービタル・クラウド

オービタル・クラウド=ORBITAL CLOUD 藤井太洋/著 アメヒュー的な機会平等が少し障るが、すげぇオタクに権力と金を持たせると世間を騒がす(ので、googleの社是は「邪悪になるな」(笑))、詐欺師とオタクが組むととんでもない事ができる、という物語。友…

星系出雲の兵站-遠征-(1)(2)

星系出雲の兵站-遠征-(1)(2) 林譲治/著 ガイナスとの意思疎通と、発祥地の索敵の話し。コンタクト&コミュニケーションが中心、兵站は何処?(笑) 小ネタと烏丸司令官のキャラが清涼剤。#本

星系出雲の兵站(3)(4)第一部完

星系出雲の兵站(3)(4) 林譲治/著 大筋、3巻:仕切り直し→交戦(勝利)/4巻:索敵→敵の反攻→撃退・膠着→新たな謎 局地戦が膠着したところで第一部完。後半2冊は異星人との落とし所を探って、いかに落とすかがメインで兵站控えめ。 話しが続く『−遠征−』…